アマビエの御朱印と病気平癒の神社特集2021

江戸時代の文献に記されている日本の妖怪です。
長い髪とくちばし、体にはうろこ、三本足の半人半魚の姿をしており、現代の熊本県にあたる肥後の国の海に現れたとされています。

文献によるとアマビエは「疫病が流行った際には私の姿を描き写した絵を人々に見せよ」という内容の予言を残し、海中に消えていったと言われています。
この記述が着目され、アマビエの絵を描いて新型コロナウイルス終息を願う「アマビエチャレンジ」が流行り、SNSをはじめ各メディアでの紹介やアーティストが作品にするなど、大きな話題となりました。
アマビエは絵のみならず、可愛らしい姿を象ったお菓子やぬいぐるみなども作られ、人気を博しているものもあるようです。

ともに日本の妖怪であり、その特徴やエピソードから同種であると考えられる説があります。
疫病の流行を予言したこと、「病の流行時に私の姿の絵を人々に見せるように」と告げ海中に消えたと伝えられていることや、人間のような顔に三本足の外見といった点が共通しています。
異なっている点としては、アマビエが魚に近い外見なのに対し、アマビコは猿のような姿が記されています。
過去にも流行病で世の中が恐怖する中、アマビエやアマビコは守り神的な存在として、人々の心を支えてきたのかもしれません。